でも、探すって言ったって…どうすればいいのかしら…

ナダルにも頼れないし…

そう思いながら歩いていると、ふと一人の顔が浮かんだ。

私は慌てて携帯電話をとりだす。

三回コールがなった後、ガチャっという音ともに私は大きな声をあげる

「パパ⁈」

慌ててあたりを見回し、誰もいないことを確認する

「…もしもし…」

私の言葉に反応するかのように、パパの弱々しい声が聞こえてきた

『久しぶりだな』