美咲は涙を浮かべながらその本を取ろうとしたが、考えて言った。

美咲「ひでくん。私この本は受け取れない…」

私「えっ!?なんで?」

美咲「私この本買う。ひでくんの読者の一人としてファンになりたいから。情けとか遠慮とかじゃなくて、純粋にこの本が好きだから。」

私はこの言葉にじーんと来た。胸が熱くなった。

私「わかった。美咲ありがとうな。」


その言葉を言った後にまた拍手が起こった。