デパートの書店に着くと、閉店間近で時間も遅いせいか人が少なかった。

私「えーっとどれだったかな。」

私は本を探すフリをしながら、自分の本「灰色の世界」

が置いている書棚へ美咲を連れていった。

美咲も大の本好きで携帯小説はもちろんのこと、

SF・ファンタジー、恋愛小説は読み漁っていた。

美咲も「これ面白いんだよねー。」と見つけた本を取り出しては話しかけてくる。


少し歩いて、ついに自分の本が置かれている書棚に着いた。

私は「この新着本コーナーにお目当ての本があったんだな」


っと自分の本の周りの本を見る探すフリをする。その時だった。