「同じクラスの青田(あおた)君だよ」



……青田君、か。


そっか。


その人がミーコの好きな人なんだ。


8組は階が違うから、同じ1年生でもどこかアウェイな感じがしてどんな人がいるのかよく知らない。



「あ~、青田か!確かにカッコ良いもんね」



まりあがニヤリと笑いながら言った。



「まりあ、知ってるの?」



疑問に感じて、まりあに向かって首を傾げる。