わかってる。
2人には、かなり気を遣わせちゃってるってこと。
でも、どうすることもできないんだ。
本当、ダメだな。
あたし。
「ごめんね、2人とも……」
机にうなだれたまま、顔だけを2人に向けて謝罪する。
一向に気分は晴れなくて苦しいけど、2人といると少しは癒されるんだ。
ごめんね……そして、ありがとう。
「なんだか愛梨を見てたらあたしまでツラいや」
まりあに手をギュッと握られて。
「2人ともどんよりしすぎ!」
ミーコに苦笑いをされた。
……うん、余計に心配させちゃった。
はぁ。
顔を元に戻した時。
「うわっ、やべっ」
「おい、あぶね……」
ーーゴンッ
そんな声が聞こえたと同時に、後頭部に強い衝撃が走った。