恐る恐る顔を向けると、駐車場にたむろしていたガラの悪い男子生徒が数人いて。



その中の口と鼻にピアスを開けた銀髪の男が、刺すような視線で鋭くあたしを睨み付けている。



げ、最悪。


見るからにヤンキーだし怖そうな雰囲気。


睨まれただけで、震え上がってしまいそうなほど。


怖くて一気に恐怖が込み上げてきた。



「ご、ごめんなさい……」



あたしはガバッと頭を下げて素直に謝った。