教室に向かおうとすると下駄箱に寄りかかって誰かを待っている人影が見えた。



「っ…!」



一瞬で誰だかわかった。



私の大好き…だった人…だもん。



私はすぐに走り出した。



悠斗先輩はそれに気づいたのか、



「白川っ!」



と私の名前を叫んだ。