「かずきのドアホーー!!」



その大声とともに、かずきの部屋のドアを勢いよく開ける。





「なっ⁉︎」



「えっ…」




かずきが勉強机にむかっていて、机の上には手作りであろうお菓子のクッキーが置いてあって。


かずきがそれを綺麗にラッピングしていた。



「……それ、明日遊ぶ女の子にあげるの?」



「っ関係ないだろ!!」



顔を赤くしながら睨んでくるかずき。