「かずきのバカーー!!」





自分のだせる限りの大声を出して、家のドアを思いっきり閉めた。






ほんっとにありえない!!



毎年、私の家で葉山家…
まぁ、かずきの一家とハロウィンパーティーしてるのに、今年は他の女の子と遊ぶ約束したとか、さっきの帰り道に言いだすわけ‼︎



「せっかく準備したのに…」



今年は、私の親は急用でおばあちゃん家に行かなくちゃで。

葉山家はかずき以外、残業やらで遅くまで仕事しないといけないとかで、かずきと二人だったから寂しくないように頑張って部屋の飾り付けしたのに…。



制服のスカートを両手でシワが残るまで握っていた。