かずきは驚きながらも飛び付いた私を落とさないように抱きしめてくれた。




「かずきのバカ、アホ、イケメンのくせに生意気だ」




かずきの首元に頭を置きながら言う。



「最後のワケわかんねェし。
…ってか、離れろ!」




「いーやーだー!
離れないもんね!」



イヤイヤと首を振って、かずきに離されまいと、かずきの首に回してる腕に力を込め、身体を密着させる。




「ったく、本当世話がやけるな」



「かずきのせいだバカ…」