私1人だけで、魔女の仮装して片手にクラッカー持って、目の前にはかずきと食べようと思ったワンホールのケーキ。 寂しいに拍車がかかるっての! ベッドの上で体育座りをして、顔を埋める。 「かずきのバカ…」 「あ?誰がバカだって?」 「葉山かずき」 「あぁ?もういっぺん言ってみろ」 ……ん?あれれ? 私は今誰とお話ししてるのかな…? 勢いよく顔をあげると、ネコ耳を付けたかずきがいた。