少女は相変わらず、無表情で女王を見つめていた
「椿季(つばき)さま、コイツどうしますか?」
女王に向かってそう言う、取り巻き。
「そうねぇ~…
色々方法はあるわ、この学園からの排除とか~♪♪」
椿季と呼ばれた女王は、
にやにやしてその無表情の少女をみた。
「フフ。何?怖くて何も言えない?
アンタが土下座でもするなら許すわよ?
それからもう2度と、飛翔の方々には近づかないと誓うなら」
腕を組み、少女を見下ろす女王…
更に後ろの取り巻きたちも睨むように少女をみていた
「…それで」
一言、少女が呟くと同時にガラッと空き部屋の扉が開いた。