「めっちゃ焼けたわ~

肌がひりひりして痛いんやけど」


「わかる!ぼくも顔がひりひりしてるもん…」



海から戻ってきた俺たちは
シャワーを浴びてBBQの準備をしていた。



「ねねねね、るーちゃんはお肉好き?
ぼくね、鶏肉は嫌い!!!」

チビは食材を並べながら琉伊に話かけている。


「お肉自体、あんまり食べないかも」




確かに琉伊は体つきが細いし、
一緒にいてもご飯を食べているところはあまり見たことがない。


「しっかり食わねぇと倒れんぞ」
俺は琉伊の頭を叩きながら、BBQ用の火をおこす準備を始めた