「わぁぁぁ!!!綺麗な海だ~」

車内にチビの興奮した声が響いた。



「ほんまやなぁ!めったに来られへんからええな」

便乗してバカ大河も騒ぎ出す



「結羽も大河も大人しくしとかないと、
善さんから降ろされるよ~」

「そうだねー!
ちゃんと座れない餓鬼んちょはここらへんに捨てていくぞ~」

運転している善さんが笑いながら怖いことをいう



「それは勘弁やで」
「ぼくちゃんと座ってます!」

善さんの一言で車内はまた音楽に包まて静かになった。