それから時間がすぎ、


「ほんまに鼻血でるて思わへんかったわ」

「さすが大河だよね~」

「バカにプラスで変態だな」


幹部室は賑やかだった。




「それにしてもさ、まさかみんな琉伊ちゃんのこと知ってるなんて驚いたよ~」

「ほんまやなぁ!」

「コイツの名前、しらなかったけどな」

「…教える必要ないと思ったから」


と口々に話す。



「琉伊」


そんな俺はある決意をした。






「琉伊、飛翔の仲間にならないか?」