雑貨を見て回ったり、休憩にカフェに入ったりして楽しんでいると、いつの間にかあたりは暗くなっていた。


「あ!そうだ!」


何かを思いついたようにそう言う冬雅。


「ついてきて」


そう言うので、冬雅に手を引かれ歩く。


少し歩いたところに大きなツリーがあるのが見えた。



「わぁ、綺麗…」


その大きなツリーを見上げ、そう言うと、自分のことのように隣で、でしょ?と言う冬雅。


「こんなところにツリーがあるの知らなかったよ」


周りにも沢山のイルミネーションが施されてあり、ツリーに飾られているオーナメントもとても可愛らしい。


周りをよくみれば、沢山のカップルが寄り添いあってそのツリーを見ている。