「ちょっと!わざとじゃないの!?なにその態度!」





紗栄子がかみつく





足をひっかけたところはみんな集中してみていなかったようだ





「わざとじゃないって!前原さん、ごめんねー」




その子はいう。くすくすと同じグループの子たちは笑う





「ううん、こっちこそごめん。私はだいじょ...ッーーーーーーー!!!」





立ち上がろうとすると痛烈な痛みがはしる






やばいな、痛い...






ピーピピー!






先生が笛を鳴らして近づいてきて





「前原さん、大丈夫?立てる?」