ハルは、私に向き合う様に座ると、そっと私の両手を握った。




「ハル?どうしたの?何か、照れるじゃん!!」



笑ってそう言ってみても、ハルの顔は真剣。



まっすぐに私を見つめてた。



「ハル〜?」


「真剣な話。」


「はい。」



何か、すごく緊張してきた・・・。




「ぶー子、子供が出来て嬉しい?」


「うん。嬉しいよっ!」



「うん、俺も。・・・でも、今からする話は、子供は関係ない話。」



ハルはそう言うと、私の髪を、優しく耳にかけて、もう一度、手を握りなおした。



まっすぐ見つめる目を、私もまっすぐに見た。



ドキドキ・・・




「風子。・・・俺は、お前と出会えて、本当に良かったって思ってる。
いっつもバカみたいに元気で、明るくて、優しくて・・・。
俺は、お前にいっつも幸せを貰ってるから。
今度は、俺がお前を幸せにしたい。
一緒に、幸せになろう?

風子・・・俺と、結婚して下さい。」





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