水木……
水木……

水木、唯…

分からない。

思い出そうとしても、
自分の記憶にそんな人は残っていなくて。


宮崎が何か
勘違いしてるんじゃないか?、

そんなことまで考えてしまう。


ブーブー…

その時、
ブレザーに入れていたスマホが震えて。


先生に見つからないように
コッソリとスマホを取り出した。