「宮崎、凄い久しぶりだな!」

「何だよ、お前も同じ高校だったんか」

「ああ、この前こっちに戻ってきて転校してきたんだ」



手が震えて、
声が言葉が出なかった。

驚きが隠せなくて、
私の心臓が騒ぐ。


どうして、
どうして、

宮崎くんのことは
覚えてるの…?


聞きたいのに、
聞けない。


「なんだよー、もう。言ってくれたら良かったのに、水木」

「!」


やめて。


「じゃぁ、俺らまた同じ学校なんだな」


やめて…!