覚えねぇけど
って何…?

それってあの約束をしたこと
覚えてないの?

そもそも、


あんた誰って…


私のこと覚えてなかった…


あまりにも衝撃的過ぎて
自然と両手に力が入る。

やっぱり覚えてたのは、
私だけだったんだ…


冷めたような目で私を見た
日向くんの表情が、

この時私から離れなかった…


「ま、まぁさ!これでハッキリしたじゃん」

「……ん」


ちぃちゃんが私を心配して
励まそうとしてるのが、

分かる。