そこには、

両手をズボンのポッケに入れて
廊下へ向かって歩いて来る日向くんの姿。


そして、

日向くんが廊下へ出てきたその時、

私と日向くんの目が
バチッと合った。


も、もしかして私のとこに…?

いろんな想像が駆け巡る。

ドキドキと騒ぐ胸を隠して、
私は勇気を振り絞った。


廊下へと出てきた
日向くんに向かって、

私は声を発した。