カエデの葉が色づき始めた季節。
あの頃の私たちは、
まだ小学6年生だった。
「ごめん」
「…本当に、行くの…?」
「うん」
この時同じクラスで、
仲の良かったキミの転校が
突然決まって。
卒業後は別々の中学校へ入学することが
決定していた。
「…そう…なんだ」
「だから俺、…伝えたいことがあって」
「うん…」
だから放課後、
小学校の門の前で待ち合わせしたんだよね。
「ずっと、好き…だった」
夕日に照らされてなのか、
キミの顔も赤く見えて、
きっと私の顔も赤くなっていたと思う。
「っ、うん…私も好きだったよ」
初めて通じた想い。
私の…、初恋だった。
あの頃の私たちは、
まだ小学6年生だった。
「ごめん」
「…本当に、行くの…?」
「うん」
この時同じクラスで、
仲の良かったキミの転校が
突然決まって。
卒業後は別々の中学校へ入学することが
決定していた。
「…そう…なんだ」
「だから俺、…伝えたいことがあって」
「うん…」
だから放課後、
小学校の門の前で待ち合わせしたんだよね。
「ずっと、好き…だった」
夕日に照らされてなのか、
キミの顔も赤く見えて、
きっと私の顔も赤くなっていたと思う。
「っ、うん…私も好きだったよ」
初めて通じた想い。
私の…、初恋だった。