「…っはぁ……はぁ」


私は、トイレではなくて屋上に来た。

そして、私は泣いた…。


1人、誰もいないとこでうずくまって泣いた。


その時、ギィーと古い屋上の扉が開く音がした。


やばい。誰か来る。


イヤだっ!!

怖いよ。


私はとっさにぎゅっと体、全体を抱き寄せた。

どんどん近づいてくる大きな足音


「……ここにいたの? 山中さん大丈夫?」

私はゆっくりと顔を上げた。