次の日の朝、恐怖で体を震わせながらも学校へ向かった。
昼休みにならないでと私はずっと願っていた。
だけど、あっという間に昼休みになり震えた足で校舎の裏へ向かう。
見えない体中の傷を抱いて教室に戻った。
奈々や誰かに話しかけられたり、少しでもぶつかってしまうとビクッと体が震えた。
もちろん、奈々や周りは不思議な顔をした。
「蓮菜、大丈夫……?」
心配そうに話しかけてきた奈々。
だけど、いつも通りにすることができなくて、少しでも作り笑いで笑った。
ほんとのことが、みんなにばれてしまいそうで怖かった。
イジメられてる。
なんて言ったら……。
だけど、助けてほしい…。