「ぎゃっはは。ほんとに来たよ。こいつ」
「当たり前っしょ。殺されるの怖いもんねー?」
そしてゲラゲラ笑う2人。
お昼を食べた後、言われた通りに校舎裏にきた。
だけど、私にはなにも言い返す力なんてなかった。
ただただ、助けてほしいと思った。
「ねぇ、アンタ聞いてんの?」
「やっ……!!」
いきなり、髪を思いっきり引っ張られた。
そしてその次には、お腹を殴られて、蹴られて。
ただ、痛いという感情しか出てこなかった。
「あー、もうこいつ無理だね」
「あれー、死んじゃった〜?」
そして2人は「つまんない。また明日ね?」と言い残して、帰っていった。