「うっせぇな。静かにできねーの? 声でかいんだけど」


……え?


どこからか近くで声がした。


ものすごーく、近くに。

そう思って声のした右斜め後ろを向いた。


「わぁあ!!」

「チッ。うっせぇつってんだろ」

ていうか、ここどこ。


周りを見回すと、きた道と全く違う

人の少ないところで左右を見れば野原みたいなところ。

その奥には川まである。

そして、

「え?え?なんでー!!」

私がこんなに驚くのは当たり前だ。


「あーも。うぜ」


だって、そこにいたのは