「蓮菜ちゃーん。俺と一緒に見よ」

柊くんがそう言いながら机をくっつけようとしていた

「あ、うん。ありが…」


──バンっ……

お礼を言おうとした声が遮るようにかき消された。


うるさい音を立てた瞬間、耳が痛くなったと同時に、肩がビクリと跳ね上がった。


「ん」