「痛いんだけど……」

「え……」

なぜか目の前には西垣くんがいて……。

気づくと私は怖さのあまり西垣くんを優くんだと勘違いして叩いてしまった


でも西垣くんはどこに行ってたの?


そんなことを思っている私に気付いたのか、西垣くんは「ん」と言って私になにかを渡してきた


あ。

「イチゴオレ……」

小さく声に出して読む私。


「お前、いつも幸せそうな顔してそれ飲んでっから」


「じゃあ戻ってくるの遅かったのって……」

「ここら辺なにもねーし。探しまくってたら遅くなった」