「ほんと、お前遅い」

「来ただけマシだろ」


2人が言い合いしていると


「あぁ、いってぇ」


優くんは頭を抱えながら、冷たい目つきをしながら立ち上がった。

そして、西垣くんがなにやら私に近づいてきた。


━━グイっ


「おわっ」


なにがどうなっているのかわからない。

ただ、西垣くんに腕を掴まれ……


「んじゃ、柊。あとはよろしく。警察にでも連れてけよ」


「は。ちょ、待てよ!!」


西垣くんは、柊くんにそれだけ言い残し私を別の場所へと連れて行ってくれた。