さっきから、優くんは別人のようにクスクスと恐ろしい微笑みを浮かべていた。


「いつから?」


「悠真が亡くなって、少しして。亡くなったっていうのに気にもしない母親が花梨んとこの父親と関係繋がってたんだって」


冷たい瞳でケラケラ笑う優くん。

だけど私は机の上で少し乱れた制服のままじっと話を聞いているが、全くわからない。


さっきから、体の震えが止まらない。


西垣くん……。

私はなにがあっても信じてる。


「花梨に手出したら許さねーから」


西垣くんはそう言った。

それほど、花梨さんを好きなんだということが思い知らされ、ズキズキと胸が傷んだ。


「ふーん。別に俺が手出しても困んねーだろ?」

「なに言ってんだよ」


「お前が好きなのは、花梨じゃなくて、こいつだろ」

優くんの言葉で、指差されたのは



私?