「は……な!蓮菜……っ!」



あれ?


奈々……?

と、柊くん?


そんな訳ないか……。


白い天井とピンク色のカーテン。

目を開けば、やっぱりいる奈々と柊くん。


「気がついた!? ごめんね蓮菜……」

「俺もごめん。蓮菜ちゃんがこんな目に遭ってるなんて……」


泣きそうな奈々と、目がうっすらとだけ開ける柊くん。


「痛っ……」


あぁ、私さっきまで……


「大丈夫!? 動いたらだめだよ」

「安静にしてて。すごい傷だから」


2人にバレちゃうなんて……。


しかも、心配までさせて……。