…今なら 今なら離れても傷は浅くてすむ…


そう思ったのは私…


会えるはずのない男だとわかっていながら 彼にどうしても渡したいものがあった 彼がホストならお店に送ってみようか…それで終わりに…

何考えてるんだ 私…

【俺が欲しいのは物じゃない!
綾乃だよ!何言わせるんだよ!
頭冷やしにシャワー浴びてきたのに…
また熱くなってきたじゃないか!】



…ごめん…雅也…もうダメだ…



二人が同時に
本当に陥落てしまった瞬間だった……


……もう…離れられない……