……綾乃と離れたくない…



そう言われてしまうと私だって…


何通かやりとりするうち彼が言った 別れる時は笑って別れたい


こんな風に馬鹿な話しながら
なんだかいつのまにって…

 ………それなら………


その夜 私は夜の雅也と話をした
何も知らない夜の男は
全く関係ない話題で盛り上がっている



サイトが閉じる午前3時
私は決心をした



 ……ここで終わろう……

彼の言葉を聞いてしまったら
私はまた戻ってしまう




【雅也。幸せになってね…】



次の朝 彼は夜の会話を確認するだろう


私の最後の言葉の意味を理解するはず……



訳のわからない夜の男はひとりで狼狽えていたけど…




 ……さよなら雅也……