画面にうつされたイジメ問題のニュースを紫乃と2人眺めている。
今の時刻は8時24分。学校は完璧に遅刻だ
「紫乃、これが何で彼女に繋がるんだよ」
「知らないの?悠斗
優雨ちゃんは、イジメにあって今の性格になっちゃったらしいけど」
詳しくは知らないと紫乃は携帯を弄りながら話した
「紫乃、お前なんでそんなこと知ってんだよ」
「色々な人が教えてくれるから。
情報屋みたいじゃね?俺」
「あっそ」
何でなのか…
紫乃が彼女のことを詳しく知っているのが気に入らない。
でも。
紫乃が教えてくれるから、俺は彼女のことを知ることができた。
あの日、彼女を見なければこんな事にはならなかったんだよな。きっと……