目の前でチビがピョンピョン跳ねながらクラス表が貼ってある掲示板を見ようと頑張っている。


こいつには無理だろ…

そう確信した俺は、さっさと自分の名前を見つけて、人混みから抜ける。


そのあとに、さっきのチビが人混みから走って抜けてきた。

あの身長で見れたのか…?


そう思いながら見ると、顔が真っ青だった。
俺は昔から視力はよかった。


だからこの離れている距離でもあいつの顔色が真っ青だとわかる。


そして、そのままあのチビは気分が悪そうに椅子に座っていた。