私は、怖くなって照陽君を振り切って逃げた。


「…弥和?!」


嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!

記憶の底の懐かしいものが溢れてくる感覚に襲われる
頭が割るように痛い。




嫌だ。



_________思い出したくない。