「この資料、明日配布するから綴ってくれ。」
と、藤木から渡されたプリントは二人分にはちょっと、いや、かなり多い量。
「は?え?ちょ、多いだろ?!」
隣の百華も唖然としてる。
「頼んだぞー。先生今、忙しくてだなぁ。」
そう言いながらニコニコしてる藤木。
「いや、手に持ってるお菓子とコーヒーはなんだよ?!」
全然忙しそうじゃねぇじゃんかよ!!
「お、もう1つやるか?偉いなー、木下!!先生感動するぞー。」
「…丁重にお断りさせていただきます。」
これ以上増えたら本当に終わらねぇ。
しょうがないから教室に戻り、二人で向かい合う形になり、ホッチキスで資料を止めていった。