「そんなもんサボるサボる。木下君に任せるよ〜。」


「え〜。それってヤバくない?」

とにかく、私は家に帰りたいんだよ。


そんなのどーでもいーの。
適当な理由ないかな〜。


「大丈夫大丈夫。あ、沙知〜。木下君に私は絶望的な頭痛がきたため帰ったって伝えといて〜。」

まぁ、これなら大丈夫だろうと思う理由をつける。


「え〜。仕方な…。」


そこで沙知が青ざめた顔をしたので何事かと思い首を捻る。


「沙知?」

「も、百華…、う、後ろ後ろ…‼︎」

は?後ろ?

私は後ろを振り向く。
学ランがあった。

沙知に視線を戻して

「後ろが何?」

「う、上…。」


は?もーなんなのー。
私は早く帰りたいんだけどなぁ。