「照陽〜、飯食おうぜ。」

教室に入った途端に声をかけてきたのはやっぱり篠音。


しかも篠音は後ろに女を引き連れてる。


あんな女の中で食えるわけがねぇ。


「悪ぃけど、篠音。俺、先約あっから。」

そう言いながら後ろの席の百華の腕を掴んで立たせると、引っ張って教室を出た。



「え?ちょっ、へ?き、木下君?!」


慌ててる百華を見ても尚、いじめたいと思う俺は相当なSなのだろうか。