-百華side-

「んん…。」

頭をつつかれて、眠い目をこすりながらも重い頭と瞼を開ける。

「おはよう、百華♡よく眠れたかしらぁ?♡」

笑顔の沙知が立っていた。
沙知の後ろのオーラが黒くなってるのを寝ぼけてる頭でなんとか理解し、急速に体を起こす。

「お、おはよ、沙知。」

たじろぎながらやっとのことでそれだけ返す。
相変わらず目の前には沙知の怖い笑顔が…。やばい、冷や汗出てきたよ。