なんだかんだで、入学式も終わり、各クラスに入った。


私と沙知は同じクラスなんだよね!!

これからもすっごく楽しくなりそう。
私は、すごくワクワクしていた。

この凜華高校は私立の進学校で、毎年一クラスは、模試の高得点者を集めた、いわゆる優秀クラスがある。
今回の優秀クラスは、二組。

私と沙知は、見事優秀クラスで同じクラスになれた。

「そーいえば、入学式始まる前まで百華見かけなかったんだけど、どこ行ってたのー?探したんだよー?」

「ご、ごめんね。ちょっと具合悪くて…保健室行ってたの…。」

そう、私は事もあろうことか、入学式早々にぶっ倒れるてしまい、見ず知らずの方に保健室まで運んでもらい、あまつさえ、私が目を覚ました時には既に連れてきてくれた人の姿はなく、お礼も言えないままという、実に最低最悪なことをしてしまったのです…。