思い出しながら笑っていると準備中だったことを思い出した。 慌てて時計を見るともう家を出ないと遅刻しちゃう時間。 「うわ、やっば!!お母さん、お父さん、いってきまーす!!」 「気をつけなさいねー。」 「おーう。」 久々の通学路の景色なんか悠長に眺めながら歩く暇はない。 沙知….、あんたのせいでいつもいつも。 学校着いたら一発叩いてやろう。 私はそう思いながら学校へと全力で走った。