-百華side-

目を覚めると木下君がいた。

でも、私の記憶のことを話すと何も言わないで去っていってしまった。

もしかしたら、木下君は私の記憶の中にいるのかもしれない。


そう思い、思い出そうとする。


でも、木下君のことを思い出そうとするときはいっそう頭が痛くなったから、やめておいた。


そのうち、思い出すよね?