そして夜―――





 「初めまして~★
  雅さん担当する事になりました
  小栗言います~♪」


 「は…はぁ…」




 この関西弁の男がなおの言ってた
 “おぐッチ”なんだろうか。


 確かにラッキーかもしれない。
 あのちびデブの金なんとかって人じゃなくて。




 だって…
 なんて言うの?
 俗に言うイケメン!!(死語)




 ハンパなくかっこいい!!


 背も高いしストライクじゃないですか雅さん!!




 「みぃやびさん♪
  なにフリーズしてはんの?」



 おっといけない…
 自分の世界にトリップしてた。



 「初めまして!!雅です!!
  ヨロシクお願いします!!」


 「イキナリで悪いんやけど未成年?」





 はぁ!?
 今なんと…




 「17歳ぐらいやんなぁ?」




 だめ…あたしコイツ嫌い。




 「20歳です★(怒)」







 第一印象最悪



 こんな失礼な奴大っきらい!!





 それがあたしと昴の出会いだった。