次の日の夜から
 あたしは働く事になった。



 夜の世界ってもっと、女の子どうしが
 ギスギスしてるのかと思った…。




 あたしが入った店は
 多少のグループがあるものの
 意外と皆仲が良かった。


 最初は何をすればいいのか分からなくて
 すごく挙動不審だったけど
 なんとか無事に1日を終える事ができた。




 「みぃ-やびッッ♪めし行こ!!」


 「なお~!!緊張したよ-!!」

 「そっかそっか-★
 お疲れ~♪まぁ色々説明もあるし
 とりあえずめし行こ♪」

 「行く-!!」








 「んで、担当っちゅ-のが居て
 その子が雅のお世話をしてくれるから★」


 「担当?」


 「そう。まぁ簡単に言えば
 シフトの管理とか出勤確認とかだ。」


 「ふ~ん…」


 「その担当っちゅ-のが
 今日居たデブ居んだろ?
 あいつだから。」



 あぁ…あのちっちゃくて
 汚そうな…



 「お前思ってる事顔に出すぎ…」


 「いやぁ-…だって…ねぇ?」




 いくらかっこいい人居ないって言っても
 あれはないでしょ…




 「まぁそいつから今日にでも
 メール入ると思うから!!」


 「あの人名前なんだっけ?」


 「金元まさきだよ。」


 「はぁ-い。了解。」







 そして夕方、なおが言ってた通り
 1通のメールが届いた。




 「初めまして。
 今日から雅さんの担当になった小栗 昴です。」





 ……はぁ!?誰!?