さっき授業が終わって

翔と2人で下校中。



これはいつもの習慣で、

2人で登下校するのが
当たり前になっている。



私たちは小学校の時に出会い

それからいつも2人でいた。




「今日のはらっち、ちょー面白かったよね!」


「うん、椅子に思いっきりぶつけてて、もう爆笑っ」



いつもこんな他愛のない会話ばっかり。


それでも、私は翔と2人で一緒に楽しい

話ができるということを
嬉しく感じていた。



「普通、あそこでコケないよねっ」

白い歯を見せて思いっきり笑う翔。



「だよね!すごい痛そうだったなぁ~」