また、夢を見た。
夢の中の私は占い師に聞く。いつ幸せになれますか?
夢の中でさえ幸せになりたがっている
貪欲な自分にイライラさせられる。
時計を見たら12:20になっていた。
日曜だからいいと思う自分にまたイライラする。
本当に自分をイライラさせるのが、得意だなと思いつつ、リビングに行く。
テーブルには、母親が作った冷たいフレンチトーストが置いてあった。
テレビをつけて観ていると、母親から電話がかかってくる。
『もしもし、起きたの?テーブル見た?
フレンチトーストあったでしょ?食べなさいよ。幸子はもう受験が始まるんだから、ちゃんとしなさいよ?』
返事をすることさえめんどくさかったが
わかってるよ。と、優しく返した。
『今日、仕事だから。夜には帰ってくると思うけど、龍太が夕方にはかえってくるから。鍵開けてやってね。』
と言うと、一方的に電話を切った。