りんside/









＿＿＿太陽が照りつける芝生。







賑やかなスタンド。







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グラウンドでは、汗を光らせ

ゲ-ムをプレイする青年たち。







その日も無事、勝利を収めた

サッカ-部は、

試合が終わった途端に

たくさんの女の子に囲まれた。






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＿＿＿あたしもあの中に入りたいな...







何度思ったことだろう。







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るい「ほら、りん」







後ろでお兄ちゃんが

大太鼓を両手にあたしを呼んだ。







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るい「涼太のとこに行きたいのは解るけど

　　　応援部は片付け、片付け」


りん「は-い」







お兄ちゃんは、あたしの

想い人を知っている。







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というより、恋愛相談に

乗ってもらっている。







夏乃「りん、旗の片付け行こ」







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太鼓の片付けが終わると、

次は旗。







そういうしていると、

サッカ-部に顔を出すなんて

絶対に不可能な時間に。







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るい「じゃあ、みんなお疲れ」







やっと片付けが終わると、

もうサッカ-部も引き上げの準備中。







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夏乃「チアリ-ディング部は

　　　片付け少なくていいよね-」


りん「女の子っぽくて

　　　すごい可愛いし」







あたしがサッカ-部の

松田涼太先輩に恋をしたのは、







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今から丁度1年ほど前のこと。







部活の練習中のことだった。









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