るいside/









もう20分も経ち、

片付けと反省も終わったのに







___りんが帰ってこない。















夏乃ちゃんに聞いたけど、

何にも知らなくて、心配になった俺は







夏乃ちゃんと涼太のとこに

行ってみました。















涼太「あ、るい!」







俺の姿を目にした涼太は

女の子の道幅を開けてくれた。















涼太「珍しいな、どしたの」







スポ-ツドリンクを飲みながら

涼太は俺に言った。















るい「りん、ここに来なかった?」


涼太「あ-、お前の妹の?

  来てないけど___」


るい「そうか」







隣の夏乃ちゃんも

俺と同じようにガッカリした様子。















涼太「あの子、どっか行ったの?」


るい「応援終わってから、帰ってこないんだよ」







俺がそう言うと、涼太は

ペットボトルをベンチに置いて言った。















涼太「探すか」


るい「え」







涼太「あの子帰ってこないと、

  お前も心配だろ」















るい「...お前のモテる意味解ったわ」


涼太「逆に今まで理解してなかったわけ?w」







そんな会話をしながら、

俺たちはりんの捜索を始めた。